肉体を持つ私達が長らく触れてきた星占い「ジオセントリック」。
古代メソポタミアあたりから、育まれ、継承され、現代は「心理占星術」が人気ですね。
ですが、私が取り扱っている占術は少し違うのです。
魂本来の姿を知れる、太陽視点の「ヘリオセントリック」。
きなこ
私達ひとりひとりが持つ、エネルギーの核。
生き方の軸。
この性質を知ることで「生きづらさ」の原因に気づくことが出来た理由をお伝えします。
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地動説を使った「ヘリオセントリック」の世界
占いの話の前に、私は宇宙とかSFとか科学とか、わりと好きな方でして。
太陽系は太陽が中心で、私たちの暮らす地球はそのまわりを周っていて、更にそのまわりに月があって。
夜、見上げる空にまたたく星のきらめきは、すでに死んでしまっている星の光だとかなんとか。
まぁ色々と小難しく学んだり調べてはいないのですが、昔から夜空を見上げることが好きでした。
夜自体が、好きなんだと思います。
よく自分が世界の中心のように振る舞っている人について批判している人がいますけど、確かにこの太陽系という括りで見るなら、その人はまったく「世界の中心」ではないですけど、その人が認識できる世界の中心ではあると思います。
だって、物事は「自分」を起点に感じたり、考えたりして認識してると思うから。
そして今一番使われているメジャーな「占星術」も、「自分=地球」を中心として見る手法です。
- ジオセントリック(天動説)※古代から使われているメジャーな星占い
- ヘリオセントリック(地動説)
けれども自分で自分ばかりを見つめても、ちょっとよくわからなくなりませんか?
私はどうにも周り(社会)と自分(個人)を比較して、「どうしたら心軽く生きていけるか?」という方法をずっと探していました。
そしてこの方法を、わかりやすく教えてくれるのが「ヘリオセントリック」じゃないかな?と考えているひとりです。
ジオセントリック(天動説)の良いところ
最初に学ぼうと思ったのは、当然「ジオセントリック」でした。
なぜなら…
- 地球上で古代から続いている占いだから
- 星座を使うから
- 地球を舞台にしているので、いろんな事がわかるから
(年齢ごと発揮される特徴や、性格、特技、人間関係とか) - 本がたくさん出ているから
- 学べば誰でも当てられるから
「占いは怪しい」と思う気持ちは半分、半分。
あまりにも感覚を頼りに占うものは、どうしても信憑性?共感性?がなく、実感できないので信じられないんですけどね。
きなこ
でも小さい頃には金縛り&女の子の笑い声は聞きました。
めっちゃ怖かった!!!!
けれども占星術とか他の生年月日と時間、出生時間からいろんな計算が走る「占術」については、「一定の法則に則って占う」ので、学べば誰でも同じ結果にたどり着ける。そこが好きです。
学問ぽいというか、個々の感覚に惑わされなくていいなぁと思っていたのですね。
だって古代にはまだ目に見える範囲しか認識できず(とはいってももっと遠くの天体も観測していたのでは?という記述もあるとかないとか)、大地はずっと平坦に続いていて、地球という球体の上に人が経っていられるのは重力があるからだなんて、まだ誰も考えていなかったのですよ。
なのに、病気や天候、個人のことなど、事前に予測することで「生きていく可能性」をあげようとしていた技術。
きっと改良に改良を重ね、精度が増し、世界各地で独自に発展していった知恵。
占いは神秘的でありながら、長き時代を経て研究され続けるほどの、人が積み上げてきたモノなのですから、なんだかロマンを感じますね。
新しい知識が盛り込まれているのにシンプルなヘリオセントリック(地動説)
これだけ多くの実績があり、研究も深まっているジオセントリック。
けれども、なぜ私は「ヘリオセントリック」という占星術を使うのでしょう?
それは、ジオセントリック占星術(普通の星占い)が、とっっても勉強に時間がかるから!というわけではありません(笑)!
(本当に、ネットで拾える知識はみんな書籍の引用なので、しっかり自分のものとして学びきれている人は少ない世界だということは、星占い好きの方なら思うところがあるやもしれませんけど…)
ジオセントリックで重要な「ハウス」が、実はヘリオセントリックにはありません。
※ハウスは『地球上で』どんな時にどんな場面で、どのような事が起こるのか?を知るために大事なもの↓
「地球視点」の占いのため、ジオセントリックで使われる12ハウスという「場面」の考え方は存在しないのです。
使うのは、9つの天体と角度だけ。
なんてシンプルなことか!
そのために抽象的とも捉えられる占いですが、だからこそ、自分自身に問いかけ「可能性」を見出すにはとても面白いなと感じたのが最初のことでした。
新しい星読み「ヘリオセントリック」なら全てに通じる「本質」がわかる
ジオセントリックで「ハウス」が必要となるのは、「私」が「地球」でどう生きていくかの「地球での場面」を知るためです。
けれどもその場面については、生まれた瞬間から死ぬまで事細かく調べればいくらでも調べることができてしまうので、「未来が決まっている」かのような縛りを感じてしまいました。
ふつうの星占い(ジオセントリック)で使う「ハウス」でわかること
- 自分という本質
- 収入、所有しているもの
- 好奇心
- 家庭や生活
- 恋愛や娯楽
- 労働や健康
- 結婚、パートナーシップ
- 相続や性
- 向学心、海外
- 社会性
- 交友
- カルマ(生と死)
「自分のトリセツ」が欲しい人にはおすすめです。
専用のナビを手に、各場面を乗り切ることがジオセントリックでは叶います。
また、自分の先や進んできた道が正解か?を気にする人にも良いかもしれませんね。
けれども、「そうなるのか…」と私は落胆してしまったタイプだったんです。
- 確かに思い当たる部分は多いけれど、しっくりこない。
- 本当にこういう生き方をしなくちゃいけないの?
- 仕方ない…と諦めもつくけど、もっと違うなにかがある気がする…!
きなこ
で、どうやって働いていけばいいんでしょう!?
わからない…!
実はジオセントリックで自分の盤面を読んでみたのですが、どうやって「働くのが一番いいのか」は、よくわからなかったのです…
それに「トリセツ」っていっても、毎回読みこんでもすぐには理解できない難しい「トリセツ」です。
となると、「魂」という感覚(センサー)を使ったほうが、スムーズなのでは?
「魂」の本質はすべての軸だった
「魂」とか「宿命」とか言われてもピンとこなかったのですが、そもそも「魂」ってなんだろう?と考えた時、心は?精神は?とウィキペディアを調べてみました。
けれども日本には、そもそも『見えないモノ』を表現しようとする言葉の使い方や単語が多すぎて、混乱するばかり。
さすが八百万の神の住まう国ですね。
ですので私は、中心にある核が「魂」、肉体や周りの物質からの影響で発生する気持ちが「心」なのかなぁと思うようにしました。
イメージですし、私は”見える人”ではないので、勉強して思ったことを図にしただけですが、私たちが「個」として存在するには、物質世界(地球)の影響がめちゃくちゃ多いのではないかなぁとイメージして描いてみました。
魂の外側にあるもの(物質界)
- 肉体
- 心
- 時間
- 社会(概念とか)
Wikipediaでは魂は「霊魂」でヒットします。
肉体とは別にあって、心や精神の素。
とにかく地球に存在する(私たちが知覚できる)物質ではないもの、ということかなと思っています。
「無意識」の部分であるとも言えそうですね。
魂がわかれば人は迷わないのでは?
占星術がいくら細かに地球での出来事を教えてくれても、常にそのナビを見ないと行けないと正しく進めないのなら、占い師は1人にひとりずつ専属がいてほしいし、なんなら義務教育として教えて欲しいと思うのですが、そんな国はどこにもなさそうですよね。
それこそ古代では、いろんな国で色んな占いを元に世の中は周っていたようですから、その効果はあったと思うのですが、今は「占い」ではなく、人々の思想や発明が大きく時代を動かしているように感じます。
そしてその原動力には、「魂」というものが存在しているとしたら、その「魂」の持つ「才能」や「役割」さえ自覚してしまえば、私たちはその「魂」の感覚のまま生きていけるのではないのか?と思ったのです。
きなこ
「魂」がナビゲートしてくれれば、あれこれ悩まなくてもいいんじゃないの?
親とか友達とか出世とか結婚とか…悩みが多すぎて頭が回らないもの!
私の1番強い星とのつながり「海王星と火星」で生きてみたい
私自身のヘリオセントリックチャート図を読んでみましたら、1番強いつながり(角度で内容を見ていきます)は、癒やしの星「海王星」と行動力の機能を持つ「火星」が0度(一番強いつながり)です。
言葉にするのであれば、『人の心を軽くしたり癒やす』目的に向かって、『内側から湧き上がる思いで行動する』機能を使い、『幸福に寄り添う役割』を果たしていく。
というようなニュアンスになろうかと思います。
きなこ
これってもしかして「占い」!?
他の人を占ったら不思議な感じがしたけど、これがもしや海王星パワー!?
ちょっと何を言っているのかと思われるかもしれませんが、私が1番驚いたのはまさにこれです。
人にはいくつもの星とのつながりがチャート上に出てきますが、普段の生活でその全てを活かせている人は多くないのです。
なぜなら多くの星から与えられている「役割」…使命と言われているものは、私たちの暮らしの中では夢やお遊び、常識や流行とはそぐわないものも含まれているから。
地球で作られ、無意識に染み付いた常識が、私たちの「魂」の役割や才能を気づかせないようにしているのかもしれません。
解釈に正解はないのがヘリオセントリックの可能性
「魂」には、星からの影響で、才能となる機能や能が与えられ、地球で何をするのか?は、専門性を持つ「星」からの影響(角度)で「役割」としてあらわれるらしいのです。
けれども最後に、どのような解釈をして進んでいくのかは、その「魂」を持つ本人次第です。
早くからその才能や目的に沿って、役割を果たしている人もいれば、才能が開花するのを待って、役割を果たす人もいます。
なぜなら、人はありのままの「魂」のすがたを忘れてしまっているから。
肉体を持ち、ほかの「魂」に触れ、その間で生まれた社会という大きな集合意識に絡め取られると、「魂」は自分の目的や才能までもを見失ってしまうようなのです。
かくいう私もそのひとり。
最初はこの「ヘリオセントリック」を学んでみて、え?これは私が学びたい星占いじゃないぞ?なんて思ってしまっておりましたが、「魂」の感覚を取り戻すワークも同時にしたことで、今までの自分の方が違和感たっぷりであったと実感できました。
きなこ
「魂」はあるのかもしれない…!?
こうして、私はジオセントリックを学ぶ過程で、先に「ヘリオセントリック」という太陽視点の星占いを学ぶことにしたのです。
- 自分(地球)視点のジオセントリック
- 他者(太陽)視点のヘリオセントリック
人生に迷っているのなら、もっと大きな視点から自分を見つめていると、あなたにも新たな発見があるかもしれませんよ。