ブログを立ち上げ、他者鑑定を始めた当初は、確かに「すごーい」という不思議な気持ちがありました。
しかし30名くらい鑑定させていただくと、さすがに慣れたのか、「そうだよなぁ」という気持ちになりました。
そして今、4年ほど経ってヒーリングの方向になぜか進んでしまった自分を振り返ってみると…
こうなることは当たり前だった(感動はない/無)
という、ヘリオセントリック星読みに対して「感情は発生していない」状態にあります。
占い好きさん
え!?どういうこと!?
じゃあ受けないほうがやっぱりいの!?
きなこ
いいえ。鑑定自体は「必要な方」にはとてもいいものだと思います。
でも、「必要な方」とは、自分で内面を探り、見つめることをしようと思っている人じゃないと、感動とか人生の生き方とかは、変わらないんだろうな、と思ってます。そして、この星読みで自分の内面(このブログサイトで魂と定義しているもの)を探して感じるほどに、「この生き方/状態は当たり前なことだ」と、ブレなくなったと感じています。
占い好きさん
????
(やばい。よくわからないぞ?)
そう。私も上手な言葉が見つからなかったので、とある日のXのポストをもとに、「ヘリオセントリック星読み」をしてから4年でどんな感覚と生き方になったか?自分というものをどのように感じているか?の経過を書いておこうと思います。
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現実的な星読みが活かせなかったのは、「現実だけ」を考えていたから
そもそもへリオセントリックの「ふわっふわな」星読みで、どうして内観が進んだかと言えば、「私にとって非現実的」だったからだと思います。
ジオセントリックという「地球から見た私」という一般的な星占いは、「とても現実的」でした。
得手不得手やタイミング、活躍する場面と、とても細かく「わたし」というものの要素があぶり出されるからです。
けれども私がずっと悩んでいた「自分と世界との向き合い方=生き方」は、よくわからなかったのです。
・できること/できないこと、向き/不向き
・生まれながらの性質、傾向、適した環境 など
場面ごとなら確かにお役立ちツールなのに、「今の時代に良いとされる活躍場面」を好ましく思えない私はどうしたらいいのだろう?となってしまったわけです。
きなこ
今さら、なにが得意とか向いてるとか言われても、みんなやったことあるし、もう今からじゃ目指せないことも書いてあるし。
むしろ「そういうこと(この世でどんな活躍ができるか)」は、私は求めていないっぽいんだよな…
※10室に太陽。水星も10室。仕事が中心みたいな診断ばかり出てました。
四柱推命などでは官僚組織向きだとか、九星気学でアーティスト向きだとか、色々違うけど、色々な活躍の仕方(目立ち方)ばかりが目に付きました。
この保有しているであろう「性質」を活かすこと。
活かすことはイコール楽に生きられることだと信じていたわけですが、どうやら気持ち的に(これが後の本心として)は求めていない生活や生き方だからストレスがあったのだと思います。
そこでヘリオ。太陽視点。概念しかないから概念優先。
一旦、地球ルール(常識、当たり前、一般的、モデルケース)を完全無視して、本来の欲求を探すだけのふわっふわな占いです。
自分でしっくりくる解釈をするだけなので、自分本意。正解はない。
明らかに不可能でもいい。不誠実でもいい。なんでもいい。カオスです。
でもだから良かったんだと思っています。
一般常識を無視することで見つかる本心
私がこのブログサイトでメインとして使っている「ヘリオセントリック星読み」は、一般的なホロスコープを使わず、9つの天体と角度だけで鑑定しています。
このヘリオセントリック星読みでは、どんな舞台でどんな性質が表れるか知るための「ハウス」はなく、現実世界と星占いを結ぶ「象徴」である「星座」も使いません。
わかりやすい「現実的なイメージができる」定義が決まっていないのです。
そのため「事務職が向いている」「医者が向いている」「主婦が向いている」ということが、まったくわかりません。
各星の持つ「イメージ」を組み合わせて、なんとなく読むわけです。
ということは、『まともじゃないな』と、『現実的じゃないな』、こんなことだとしたら生活成り立たないじゃない!という介錯でも良いわけです。
きなこ
これは…なんの役に立つの…?
自分の中のブロック(価値観、観念)ともっと自由な本心が出てくる
しかし不思議なことに、「言語化」してしまうことで、「これはわかる」「これってこういうことかも」「これなら腑に落ちる」「こういう感じは好きだ」「こういうことができるならやってみたい」という、感情がどこからともなくわいてきたのです。
こんなにも漠然とした表現なのに、なぜか自分の中ではイメージができていくというか、カタチになっていくんですよね。
・現実的な考え
・現実的に存在する物事
この「現実的」の中に、多くの「仕方なく守ってきた価値観や、従っていた常識)」がたくさん含まれていたのだと思います。
だから、占いの結果が「嫌だなと思っている現実でなんとか生きるための、その現実に即したおすすめ方法」ばかりで、受け入れられなかったのだと思います。
「現実という枠」をイヤイヤ守りながら生きてきた人にとって、一旦、枠のことを忘れて考えてみるということはとても大切なのだと感じました。
「星からのメッセージ」という世界観に入ることの必要性
ヘリオセントリック星読みは、「太陽視点」という擬人化ですか?と言わんばかりに、全てが、象徴、イメージ、概念というふんわりしたもので読み解く占いです。
そのため、「誰が」「なんのために」という設定がなければ、「星からのメッセージ」など信じることはできません。
そのため、私は鑑定時にこのような設定を書いた文書をお送りしています。
鑑定時に送っている文章
「そもそも人は、それぞれ魂そのものに
「才能」や星から求められている「役割」を
約束して地球にやってきている」
- 肉体を持たない「星」というエネルギー
- 肉体ではなく「魂」というエネルギー
- だから「地球」のルールは一旦、無視!
占い好きさん
ほほぉ?
みんな妄想の話ってこと?
そうです!
あなたもわたしも、自分の本心という見えないものを捉えるために、一度「現実世界」を放棄して、もっと「感覚的な考え方をするモード」に入る必要があったのです。
占いも自己分析も、ほとんどの人が「もっと現実の自分の状況や状態を良くしたい」という欲求のために使っているはずです。ということは、占いの結果も必ず「現実的な言葉や内容」になります。
でも、その「現実そのもの」がそもそも苦手で、抵抗があり、けれども頑張って「現実」を生きてきているというのに、「現実的な回答」をもらったところで、「現実に馴染めていない自分の本心」は出てこないのです。
自分の気持が「現実」のせいでわからないんです。
だからファンタジーの世界、ファンタジーの設定に当てはめることで、私は「自分の本心=魂」を探すことが、とても上手いぐあいにハマったのだと感じています。
この本心(潜在意識/魂)が見つけられるならなんでもいい。たまたまヘリオセントリックだった
占い好きさん
ということは、もっとふんわりした答え方の占い師さんに当たっていたら、もしかして普通の星占いでも解決できたのでは…?
きなこ
うーん?それはどうだろう?
星占いに関して言えば、私は12星座にバランスよく星が散っているので、「星座」という象意を使って話されると、みんな「心当たりあるな」ってなっていたから、どちらにしてもピン!とはこなかった気はします。
内面を表す「月」も天秤座なので、自分で自分の本心がよくわからないけど、周囲に合わせて生きることは可能(なんなら上手)みたいになってしまうので…
可能性があるとしたら、ちゃんとしたカウンセリングを受けるとか、霊能者さん(超能力を持っている人)に、本心ってものを見てもらうしかなかったんじゃないでしょうか?
でも、誰が本物かなんてわかならいし、ヘリオセントリック星読みを学びだした時は、霊能系に全く興味がなかったので選択肢にはありませんでした。
ヘリオセントリック星読みを通じたプロセス
- STEP
そもそも守ってきた「現実的」な価値観、常識、概念に抵抗があったため、「現実的な解決策」に興味や関心が持てていなかった
・コミュニケーション能力があるのでサービス業、向いてます
・太陽双子だし、出版系とかもいいかもね
・几帳面な性格なので事務職が向いています
→性質や特性という能力から「適材適所」を探すため、気持ちは伴わない
(かといって「お気持ち」だけで興味のある仕事にはなれないのが現実) - STEP
一旦、「非現実的」な考え方を採用してみることで、自分の本心を見つめてみる
・火星と海王星が0度で繫がっているため、癒やしをテーマに活動していくとどこまでも動けます
・水星と木星が150度なので間接的に人々と関わる方がうまくこの星たちのエネルギーが発揮されます
→ふわっとしていて考える(思い出す)余白が多い(星のエネルギー?思いついたらすぐやっちゃうこと?確かにずっと友達といるのは疲れるし、チームプレイより個人プレイの方が好きかも?)
→自ら「ふわっとした表現」に当てはまることを探し、それが本当か?行動して検証することができる
(しかも失敗しても「成長段階」と捉えたり、意味分からないと切り捨てても「これからの可能性」と表現されるので、ストレスが少ない) - STEP
自分の中から選んで採用した「目的」が浮かび上がるので、やってみよう!挑戦したい!コレで良いかも!というポジティブや安心感に繋がる感情が生まれる
他者から勝手に「断定されていない」言葉、行動方針が出てくるので、自分の本心が伴っている。
→本心と行動の一致が起きる
【結果】本心と行動が一致することで、行動と結果に対して過剰な期待がなくなる
結果的に、「現実的だと思って採用していた考えと、望んでいたことは違う」ということに、はっきり気がつきました。
現実的に考えて採用していた なんとかして達成しなければいけないこと | 本心(魂)が望むこと |
正社員であること | 最低限の生活ができればなんでもいい |
いつか結婚すること | しなくてもいい |
子供を産まなければいけない | 不要(今、生きている子供を救う方が大切) |
スキルを身につけること | 始めから「できること」を伸ばせばいい |
お金を稼ぎ続けること | 生きていけるなら働かない時期があってもいい |
周囲の人々と足並みを揃えること | 同じでなくていい |
きなこ
書いてみると、普通に自己啓発系書籍で読んだ個人事業主の人みたい…
なんであんなに読んでたのに、気が付かなかったんだよ…
そう。
結局は、今こうして生きている時代の「常識、価値観、流行や学んできた観念」が、ほとんど邪魔をしているんです。
だから、「どうしてうまくいかないの?」「どうして人と感覚(捉え方)が違うの?」「どうして私は…」と、自分を責める方向に思考が働いてしまうのです。
- ちゃんと現実を見て、周りを見て、「普通」を目指して頑張っているのに
たぶん、こういう呪いみたいなものが、とっても深くにあったんだなと感じます。
しかし、こうして記事を書いている今は、「自ら望んで」、非正規になったり独身のままでいるという「選択」をしているので、心理的にも行動的にも、不安や迷いはありません。
あとはやりたいことをやるだけなんです。
占い好きさん
(なんだかものすごく面倒くさい中身の人だっただけなんじゃ…?)
きなこ
それはわかってる!こじらせてるとか、ひねくれてるとか、そういう人が向いてるので、素直に占いを楽しみたい人には「あっさりしてるー」「不思議ー」で終わると思うな!
なお、変わらず「ヘリオセントリック星読み」に向いていないだろうなという人物像はこちら
自力でなんとかしたいと思っていない人、とにかく「具体的」「現実的」にこだわる人は、遠回りが必要なのでやめた方がいいと思います。
今でも変わらない「ヘリオセントリック星読みに向いていない」人
- 自分の気持ちが始めからわかっていて「現実的なアドバイス」が知りたい人
- 現実的な目標があって、「自分を現実的に」知りたい人
- 答えを「他者に教えてもらいたい」人
- 他者に「決めて欲しい」人
- とにかくなにも考えたくないので手取り足取り教えてもらいたい人
鑑定書をもらったあと、「自分で、本当にそうかな?」と自分自身に聞こうとしない人は、普通の占いで「占い師さんと対話しながら考える」という方法がいいと思います。
とにかく依存的な方の場合、「決めてもらう」「断定してもらう」ということが得られないので、向いていないと思っています。
自分で自分を深掘りする。めんどくさい宝探しを楽しめる人が向いているのかも?
以上が、2024年5月時点での私の感想です。「ヘリオセントリック星読み」って結局どうなの?と思っている方の、一意見として参考にしていただければと思います。
きなこ
建前と本心がごちゃっとしている方、おすすめです!