まだ「新しい星読み」と呼ばれている森野御土日古(もりのおとひこ)さんの「ヘリオセントリック」占星術。
私が学んだものは、この講座で紹介されている「ヘリオセントリック」占星術です。
太陽から見た宇宙を盤面として読み解くことで、魂の本質を知り、心地よく世界と調和しながら生きることを目的としています。
この占術では「星座」「ハウス」「サビアンシンボル」は使うことがありません。
こまた、9つの天体の他に「角度」を用いて読み込んでいきます。
天体の性質✕天体の性質=どんな役割で結びついているのか?
※角度によって果たす「役割」がある
例)水星✕海王星が120°→「海王星」の癒やしや幸せに向かう目的を、「水星」の知的な才能を使い、循環させる「役割」を果たす
占い好きさん
角度といえば「アスペクト」ってことかしら!占星術で難しいポイントの一つよね…?
0度〜360度まである盤面にあらわれる様々な角度たち。
けれどもヘリオではあらわす意味が違ったりするので、少しこの記事でご紹介させいただきます。
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ヘリオセントリックの星読みでは「角度」から『役割』が見えてくる
↑たとえばこのヘリオセントリックチャートでは、表の下部にある「階段型の表の中」に、星同士が形成する「角度」が表示されています。
↑下線部の部分です
チャート図からも雰囲気が読み取れますが、詳しく「才能」や「目的」、星から受けている「世界観」などを読み込むときには、この「角度」を見ていくのです。
※紫色のセルは角度の誤差が2°以内の影響力が強いものを表示しています。
「構造系」の人々は人を支えるプロフェッショナル
まずは「90°」や「180°」、「45°」などの、固く支える役割を担っている角度からお伝えしましょう。
この角度を持つということは、その「役割」を担う時にある程度の責任を担う立場に立つことが多いでしょう。
耐える力、物事を最後までやりきるために支える力を持っているので、役割が明確である場合が多いようです。
逆に、目的のない場所や、やるべきことが明確でない場合には、不満を抱いてしまうかもしれませんね。
- 0°→ 天才、リーダー、中心的役割、一芸に秀でたプロフェッショナル。当たり前、一体になる、ひとつになる、融合する、つなぐ、信頼。
- 90°→ 柱のように支える、責任感ある立場、チームを支える立場。構造を安定させる。
- 180°→ チームの魂、トライアンドエラーで目標を達成する、活性化させる、スタートさせる人。
- 45°→ 筋交い。主要な役割をサポートする、賛同する、支援する。固定化、安定化。
「循環系」の人々がつくる幸せの流れ
循環系の角度には、やわらかく、人と対等であったり調和的な「役割」を担うことが多いでしょう。
組織だって物事を進めるよりも、学校やサークル、地域のグループや趣味の集まりなど、気軽なつながりの中で、何かを担当して、その輪を広めていくような、ゆるい状態の中で、和やかに幸せを拡張、循環させてゆく方が多いようです。
- 0°→ 天才、リーダー、中心的役割、一芸に秀でたプロフェッショナル。当たり前、一体になる、ひとつになる、融合する、つなぐ、信頼。
- 120°→循環の中心、循環させるメイン部分。調和、柔らかい、流れ、幸福、バランスが取れている、連鎖していく。
- 60°→なにものにもなれる(オールマイティー)。循環、順応・適応、強調、円環、対応、均衡
- 30°→サポーター、応援者、協力者。自分・他者のサポート、確認、協力・共同、隣・次、パスしていく、つなげていく、連鎖
「良縁系」の人々は人との縁の中で活きていく
責任を果たしたり、人と対等に何かを成し遂げるという「役割」とは別に、学び教えるといった人との縁の中で、力を発揮していく人もいます。
違う個性同士の助け合いとなるため、環境が大事になってくるかもしれませんね。
- 72°→生徒・学生、先生・教師。身近な人から学ぶ、助けてもらう→次の人へ伝えていく。
- 144°→支え合う、生徒・学生、先生・教師。気づかないところで助ける、助けてもらっている。大きな括りでは支え合っている関係)
「客観系」の役割は時に組織から離れることも
本人の健康度が高く、力を使いこなすことで、「客観性」を役立てられる人もいるでしょう。
- 150°→客観的立場からのサポート。客観性、努力、試行錯誤。(循環系に対する客観的位置)
- 135°→現れては去る。調整、気づき、トリッキー。(構造系に対する客観的位置)
ヘリオセントリックとジオセントリックの角度の意味(アスペクト)の違いについて
たとえば、90°のスクエアと呼ばれている角度は、ジオセントリックでは「障害や困難を乗り越える必要がある」という葛藤を示しています。
また、180°に対しても「衝突」や、150°の「圧迫感や不安を掻き立てる」不調和を示すのですが、ヘリオではそのような解釈をしていないことも特徴的です。
逆に共通している部分もあり、120°はトラインと呼ばれるソフトアスペクトですが、ヘリオでも軋轢のない優しい意味あいを持っています。
「当たり前」に使っている感覚…才能と、開花していく才能
ヘリオで盤面を読んでみると、当たり前過ぎて「才能」だと認識していなかっことにも気づけるでしょう。
星と星が意味ある角度で結ばれている部分中でも、比較的「角度の大きいもの」は、扱いやすい能力であるため、すでに自覚している場合が多いです。
また0°などについては、「それが当たり前」という状態で生活をしているために、才能だったと初めて気がつく人も多いですね。
自分の盤面を読むことはできるのか?魂の本来の姿を読むために必要なこと
それでは、星…天体の性質と角度の意味がわかれば、誰でも星は読めるのでしょうか?
答えはイエスであり、ノーでもあります。
なぜなら、この盤面は「魂のままで生きている時の盤面」ですので、今現在、違う方向へ進んでいる場合は、自分の盤面であるにもかかわる理解が及ばない、星からのメッセージを受け取ることができない場合があるからです。
なんだ!結局、特別なチカラがないとだめなんじゃない!
占い好きさん
きなこ
いいえ。チカラというよりも、読む人が「健康な精神状態」で「メンタルブロック」がかかっていなければ、読むことはできるんですよ!
そうなのです。
盤面に出ているのは、あなたの魂「本来のすがた」。
魂と社会全体の流れが一致する生き方を目指す状態になければ、その自分だけのセンサーを感知しずらいのです。
さぁ自分でヘリオセントリックチャートを読んでみよう
まずは「heliocentric占星術」の公式ページより、生年月日と出生時間を入力して、あなただけのヘリオセントリックチャートを印刷してみましょう。
【簡易版】ヘリオセントリックチャートを読む
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チャートを出力
「heliocentric占星術」の公式ページへアクセスし、メールアドレスを登録。
※完全無料ですが、会員登録が必要です。 - STEP
チャート下の表から意味のある角度を探してみる
セルが薄紫色に塗られている部分が、特に意味のある角度です。
他にも気になる部分があれば、合わせて関わっている天体を調べましょう。 - STEP
関わりのある天体の意味と役割を調べる
天体の性質(参考→ヘリオで使う9つの天体が伝える「魂」の才能と目的とは?)と、この記事に記載した角度の意味(役割)を組み合わせて、自分の中で“しっくりくる”ものを探してみる。
既に自覚している「才能」や、果たしてきた「役割」については、すぐに感じ取れることでしょう。
また、意味のある角度が少ない!とか、多い!と感じることもあるかもしれませんね。
きなこ
どんな星とどんな才能や役割をもって地球にきたのかは、人それぞれ。誰にも「その人だけの活躍方法」があるということを、誰もが気づいていけるといいですね。
心軽やかに生きられるように、ぜひあなたも「自分の魂」の性質を確認してみてくださいね。
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そんな時は、ぜひご依頼ください!