地球視点ではなく、太陽視点で見つめる占星術…ヘリオセントリック。
ヘリオ(略)では、「月」は地球の衛星として見ますので、日々の調子などを見るポイントになりません。かわりに「地球」を含めた太陽系の星々の配置から、どのような影響があるかを考えます。
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2022年2月のふり返り星読み
1年の中でも一番日数が少ない2月。
今年の2月は星の会合も少なく全部で4日(5回)しかありませんでした。
また特徴的なのは、全ての会合が「開き(180度)」という位置関係であることです。

きなこ
なんとなくモヤモヤしたり、焦りに遭遇した人や、じっくりと向き合い問題解決の糸口となったり、きっかけとして機能しそうな「開き」。
世界的にも大きな混乱が広がり、未だ収束の兆しが見えません。
世界的に、色々な物事に「向き合う」必要性が出てきた月だったかもしれませんね。
2月の「星の会合」一覧
※結び → 0度(コンジャクション)
※開き → 180度(オポジション)
- 2日 16:45頃 「水星✕海王星」の開き
- 5日 04:30頃 「地球✕土星」の開き
- 11日 19:30頃 「金星✕木星」の開き
- 17日 09:00頃 「水星✕天王星」の開き
〃 19:45頃 「金星✕海王星」の開き
★新月→2月1日 14:47(月は水瓶座)
★満月→2月17日 01:57(月は獅子座)
気になる2022年2月の星の会合について
2月は全部で5回の星の会合がありました。
回数が少ないので、それぞれ私の感じたポイントを綴っておきますので参考にしてみてくださいね。
まず初めに体験するのは、2月2日の「水星✕海王星」の開き(180度)でしたね。
水星の知的な活動を用いて、心身の癒やしや幸福を求めて取捨選択していそうな日です。海王星は曖昧模糊であると同時に、その停滞は穏やかさであり平穏です。
そこに気がついて、ちょっと休憩を始めるのか、はたまた堕落してしまいそうな誘惑に抵抗感を感じるのかは、その人、その魂の状態によって様々ではないでしょうか。
2月5日は、「地球✕土星」の開き(180度)でした。
地球は体感(皮膚の内側で感じる刺激)を象徴し、その個人が「経験する」「体験する」ということが最大のポイントであると同時に、「個」という集団も示します。
そして土星は、枠組み、ルールや秩序からの平和や安定を象徴しますから、『社会と自分』というものに対して向き合うきっかけを感じた日かもしれませんね。
2月11日は、「金星✕木星」の開き(180度)でした。
金星は、ご自身が感じる愛や喜びといったポジティブな感情やエネルギーについて象徴しています。
また木星は、人と人の繋がり、グループやコミュニティ活動について象徴していますから、どのように人やコミュニティと関わっていくことが、真の喜びに繋がるのかを考える時間が訪れたかもしれませんね。
人と繋がること。ともに歩むことに喜びや愛を感じていたとしても、人は変化する生き物です。今まで所属していたグループから離れて「新しい愛」を見つけた人や、付き合う距離感について変化した方もいらっしゃるかもしれません。
2月17日は、1日の間に2つの星の会合が訪れた日であり、地球上では獅子座の満月の影響もあった日です。
まず物理的には獅子座満月によって、自己表現すること、ご自分の個性というものに着目し、自信を取り戻す手応えを感じられた人がいそうですね。
月は地球上の生命に影響しますから、この日までに取り組んでいた人にとっては、収穫の時であったのでしょう。
では遥か上空、太陽系ではといえば、まず先に「水星✕天王星」の開き(180度)によって、現状打破や改革的思考、情報によって混乱したり迷いが生まれるような情報を目にする人が多かったのではないでしょうか。
もしくは、より自分らしく生きていくためのヒントに出会い、今後をどのように展開していくのか?向き合わねばいけないと強く決意するような、放置しておけない素晴らしいアイデアを手に入れたのかもしれませんね。
そして夕刻には、「金星✕海王星」の開き(180度)が訪れ、今度は自分にとっての喜びや楽しみ、または幸福だと感じていたものについて疑うような出来事に気がついてしまったかもしれません。
今までは、『まぁいいか』と目を背ければ、また同じ朝を迎えられていたかもしれませんが、この日はなんだかそのままではいけないのかも…と、ちょっと心にわだかりを感じ、いつもとは違った気持ちで、改めて自分なりの幸福について思い耽るのではないでしょうか。
ヘリオで感じることは、概ね言葉にしづらい『何か』であることが多いです。
イメージであるとか、表現しづらい感覚であるとか、それこそが魂というエネルギーなのではないかと考えています。
残念ながら、この日あたりから地球上では新たな戦争が公になり、この記事を書いている最中も(2022年3月末)、依然として解決に至っていません。
地球視点の星読みは漠然としていますから、人によって体感が大きく違うため、このせいで争いが起きたとは言えませんが、早く無抵抗の命が奪われない、平穏な世が訪れて欲しいなと願わずにはいられない日でした。
2022年2月の「ふり返り星読み」で気がついたことはありましたか?世界情勢がガラリと一変した2月
もしも本当に、ヘリオでもジオでも、多くの人々が星の動きの影響をたっぷり受けているのだとしたら、起こってしまった戦争もすぐに集結するのではないかと思うのです。
が、そうならないのは、誰もが同じだけの感性、倫理観、価値観などを共有していないからに他なりません。
言語を通して、時には言葉にならないコミュニケーションを通して、無意識で遥か古代より共有しているイメージを通して、『なんとなく』世界共通の何かを求めて手を取り合って発展・繁栄できればいいのですが、人間は残念ながら不完全な生き物なのです。
占星術を通して自分を見つめることを、個人の幸せに利用していただければと思いますが、かといって命の危険を脅かすようなこと、誰かを貶めるようなことには使いたくないし使ってほしくないなぁと感じた2月。
ただ、こうした争いは人間の歴史には昔から必ず起きることであり、もしかしたら星の巡りの中では必要なことなのかもしれないなとも感がてしまう自分もいて、なんとも言えない気持ちにもなります。
さて。
あなたは2月に、星からどのようなメッセージを受け取られたでしょうか?
少しでも心健やかに、穏やかに、あなたの魂の成長を促すメッセージであればいいなと思います。
繰り返してわかるこんなこと
- 自分が影響を受けやすい星…『縁のある星』がわかる!
- 自分で選んでいる、他者のせいである、と思っていたことが、実は宇宙の流れの一部であった可能性を感じられる
- どうにもならない事が、本当にあるのだと、森羅万象という大きなモノが感じられる