占いを受けたくなるほど悩みやすい人はどんなタイプなのでしょうか?
占い師として応対してきた私が感じたことは、どなたも「頭の中でずっと一人で考えてしまう」というタイプかと思います。
このページでは、そんな「一人でずっと悩み続けて悪い方にばかりイメージを膨らませてしまうタイプ」がスッキリするための方法についてまとめています。
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相手に尋ねる勇気はないけど「一人でいつまでも悪い方に妄想できてしまうタイプ」は占いにハマる
タイトルのままなのですが…
- もしかしたら
- でも〜きっと〜
- 〜だから…
このような言葉を使ってあなたの「悩み」が説明できるのなら、あなたは「思い込みが激しいタイプ」「妄想(イメージ)力が高いタイプ」かもしれませんね。
一般的な占星術(ジオセントリック)でいうならば、水の性質(情緒、感情)が強いタイプかも知れません。
「水」は流れる、流動的、湿っている、ということから「感情」のシンボルであり、星座で表すなら「蟹座」「蠍座」「魚座」の3タイプが水の属性です。
気持ちとは「常に揺れ動くもの」だから不確定
情緒を大切にするタイプは、とても愛情深かったり、優しかったり、繊細だったりと「機微」「揺れ」に敏感です。
そこには「自分と相手」の間に流れる、目に見えないエネルギーを感知する力が強いためかと思います。
ヘリオセントリック的に表すなら、「金星」という機能がこの役割を担えることでしょう。
ただ、感情という「相手や事象に反応することで生まれるもの」は、つねに相手がいるから発生できるものであるため、固定されることはありません。
占い好きさん
え?でもいつも私、不安なんですけど…
きなこ
もしかしたら、「自分で」不安を作り出してしまっているかもしれませんね。
先を想像し相手に合わせる優しさがあるからこそ「自給自足で不安を作り出してしまう」ワナ
いつも誰かに気を遣い、優しく正しく生きようとする情緒豊かなタイプ。
そこには、「誰に何を言われても動じない」土の性質や、「自分の思う通りにまずはやってみないと耐えられない」火の性質、「合理的、理性的判断が最優先」の風の性質とは違い、ひときわ大きな「妄想力」が背後に控えています。
ちょっとのこと(道端に花が咲いている)だけでも、大きな幸せを感じられるということは、その“ちょっとしたこと”を「感動できるものとして妄想を膨らませられる」ということです。
そのため、
- 機嫌の悪い人がいる
- 私の時だけ怒っている
- 他の人には優しい気がする
- 私ばかり理不尽な目にあっている
- これって私だけ?
というような「負の悩み」が発生しやすいです。
実際には…
- 本人に聞いてみたら
→体調が悪い・一人で多くの仕事を抱えている・家庭の事情でイライラしている
→ずっと「間違えていて」怒っていたけど、そもそも教えていない(教わっていない)ことを知らなかった
※事情を知ったら怒られなくなった
→実は別の人にイライラしている(同フロアに嫌いな人がいる) - 周りに聞いてみたら
→そういう性格の人
→今は忙しい時期
などということも多いです。
「自分のせいかもしれないし…」と悩みを口に出せないために、不安がループしてしまう自責の強さ
「いやいや!全部あっちが悪いじゃん!」
と強気に開き直れないからこそ、思い悩んでしまう心優しきタイプなのですが、そもそも「責められやすい」「怒られやすい」という【見た目が大人しそう・か弱そう・女性らしさが溢れている】というタイプである場合もあります。
今までの経験から、「自分から質問して、逆に怒られてもっと悪化したら嫌だ」という不安もあるため、余計に現状維持を選びがちです。
占い好きさん
そりゃそうですよー!
いつも怒られるんですもん!できるなら何もしないで解決して欲しいですぅ…
きなこ
「何もしていない今、現状が変わらず困っている」のなら、今後も「何もしなければ誰にも“あなたが困っていることが”伝わらない」のでは?
悩みを頭の中だけで「考えない」!書き出しワークで「気持ちと現実」を切り離そう
では一体どうしたら、「ずっと」悩み続けなくてよくなるのでしょうか?
まず、「不安」をつくり、「不安になるストーリーを生み出しているのは自分の頭の中」であることを認めましょう。
そして、ノートでもチラシの裏でもどこでも構いませんので、「あなたが悩んでいること」を紙の中心に書き、そこから「何が起きているか?」「誰の何が不安になるのか?」を放射線状に書き出してみましょう。
頭の中を吐き出すワーク
- 「悩み」を紙の中心に書く
- 悩みの周りに、「誰が」「どんなことが」「どんな時に」不安になるのか?しんどいのか?などを書き出してみる
- 書き出した中で、「現実の目に見えている事実」と「あなたがそう思っているだけ(確認が取れていないこと)」を、色分けしてみる
※赤ペン・青ペンなど2色に分けて色分けしてみるとわかりやすいかもしれません - 「あなたがそう思っているだけ(確認が取れていないこと)」のことを、客観的に見て(聞ける人がいたら聞いて確認してみましょう)みましょう
※思い込みのパターンはありませんか?
※因果関係のはっきりしないものは、考えても仕方ないことです - 「どうしても気になる・不安になること」は、過去にも体験したことではありませんか?
→過去の経験は過去の出来事です
・全く同じ人、環境でないならば「今回も同じ(結果や原因)であるとは限りません」
※『きっとそうなる(なってしまうだろう)』という思い込みは、逆に相手にも今の自分にも失礼です
きなこ
ストーリーを生み出して「不安」も生み出してしまう情緒豊かなタイプは、妄想スピードも早いのでたくさんストーリーを生み出せてしまいます。
まずは【面倒でも】必ず紙に書き出してみてください。
できればスマホよりも、指先を使って書き表すことで脳にも認識されやすくなります。
作り出した「不安になってしまうストーリー」と現実を切り離そう
おそらく「あなたにとって不安を呼び起こす原因」があったのではないでしょうか。
- 「過去」に言われて傷ついたこと
- 「過去」に苦手だった人と似ている
- 「過去」失敗した時の同じ状況
- 〜という状態=「失敗」「劣っている」「仲間はずれ」「嫌われている」という思い込みがある(テレビドラマや映画、世の中の常識や価値観として“そう感じている”)
など
「不安」とは、「まだ現実には起きていないこと(結果が出ていないこと)」への恐怖心です。
あなたにとって不利な状況、危険が伴う、言ってみれば「命の危機」を感じるから人は「恐怖」を感じます。
しかし、「不安の原因」と実際の状況を分けてみてどうでしょうか?
本当に「命の危機」は迫っていましたか?
もし違うなら、それは「あなたの素晴らしい感受性が生み出したストーリー」が見せた先取りの不安です。
占いにお金をかけなくても「不安」は減らすことはできる!早めに「悪い方へ妄想するクセ」に気づいて方向転換を!
さて。
あなたの「不安」は少しは軽減されたでしょうか?
占い好きさん
私の妄想力…めちゃくちゃやばいですね…!
いつも悩んだらすぐにネット見たり、占いしてました…!
きなこ
まずは「悩みすぎている自分」という存在に気づくことから始めれば大丈夫です。
書き出しワークは簡単なので、秘密のノートを作ったりして、「思考のクセ」をどんどん吐き出してみてください。
きっとハマると「悩み」が減ってくると思いますよ。
ぐるぐる「不安」が頭の中に居続けるのは、とても気持ちが悪いですよね。
自己主張が苦手であったり、場の空気を大切する方は、本当に溜め込み過ぎて体調不良になりやすいので注意が必要です。
まずは手軽に書き出すワークをすることで、「愚痴を聞かせてしまう不安」や「相談したら批判されるかも…という心配」からも開放されます。
占いばかりしているのに、悩みを解決してくれる占い師さんが見つからない!という方も、ぜひ簡単なので「思考のクセ」がないか探ってみてくださいね。