地球視点ではなく、太陽視点で見つめる占星術…ヘリオセントリック。
ヘリオ(略)では、「月」は地球の衛星として見ますので、日々の調子などを見るポイントになりません。かわりに「地球」を含めた太陽系の星々の配置から、どのような影響があるかを考えます。
このページでは、2022年3月の「星の会合」についてご紹介しています。
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2022年3月のふり返り星読み
3月は全部で6日。
合計8回の星の会合がありました。
水星は移動周期が早いので、意味のある角度を取りやすい天体です。
今回は、水星の他に地球も角度を取ることが多く、肌感覚で何か考えさせられる体験をしたり、大きな気づきを得た方が多かったかもしれませんね。
3月の「星の会合」一覧
※結び → 0度(コンジャクション)
※開き → 180度(オポジション)
- 5日 23:15頃 「水星✕火星」の結び
〃 23:30頃 「地球✕木星」の開き - 13日 23:15頃 「地球✕海王星」の開き
- 14日 23:30頃 「地球✕冥王星」の結び
- 21日 00:50頃 「水星✕土星」の結び
〃 19:30頃 「金星✕天王星」の開き - 28日 19:45頃 「水星✕木星」の結び
- 30日 03:45頃 「水星✕海王星」の結び
★新月→3月3日 02:36(月は魚座)
★満月→3月18日 16:18(月は乙女座)
気になる2022年3月の星の会合について
1日に2回の星の会合を迎えた日が、全部で2回ありました。
今回は、その2件についてピックアップしてみます。
まずは3月5日土曜日の2つの会合です。
1「水星✕火星」の結び(0度)
→結びとは、星と星が一直線に重なり合う時。つまりは、ひとつに一体になる、融合する、活性化するという状態です。知性、知識、知能と、好奇心や衝動、怒り、やる気などがスムーズに結びつく時。何かをする時に、とてもはかどる状態であったでしょう。
2「地球✕木星」の開き(180度)
→開きは、星と星とが一直線に向かい合う時。一対、向き合う、バランス、独立、スタートなど。バランスは崩れることもあるでしょう。地球の体感機能によって、人との調和、繋がりを示す木星的な事柄に対して距離をとって冷静になることもあったかもしれません。
悪い意味として捉えることはなく、それは見直しの時であり、無理をしていた自分を素直に認め、不調を正すサインかもしれません。
ふたつめは3月21日の月曜日。春分の日ですから、占星術的には、本当の1年の始まりでもある大切な日ですね。
1「水星✕土星」の結び(0度)
→土星の整える、ルールを作る、構造を作る、維持していく、安定させるなどといった情報に対し、アンテナがとても良く立つ時のようでした。勉強が上手くいったとか、とても良く働けたとか、逆に忙しすぎて疲れてしまった人もいたかもしれませんね。
2「金星✕天王星」の開き(180度)
→感性や感受性といった愛や喜びのエネルギー吸収を象徴する金星が、現状打破の爆発力を保つ天王星と向き合う位置にあった時。新しいもの、革新的な人や状態に心が揺さぶられたり、何か新しいことに心が踊るような感覚に陥ったかもしれませんね。
同じ日に2回も会合があるからといって、全てに反応したり影響を感じたという方は稀ではないかと思います。
なぜなら今生で、すべての天体と色濃く縁を結んでいる方は少なく、またある程度年齢を重ねて見ないと、それらの天体を感じるだけの体験や経験数が不足しているからです。
きなこ
え?なんともなかったけど…という場合でも大丈夫です。
逆にこれまでも、不調やイベントに遭遇しやすいという人は、すでに魂どおりに生きていられる方か、前世でかなり高いレベルの成長を遂げた方だと思います。
私もそんなに毎日影響は受けてない(はず)ので、軽い気持ちで、予定を振り返ってみてくださいね!
出会いと別れの季節3月は、成長の時でもあります
季節の変わり目であり、暦の上でも変化を目の当たりにする季節です。
慌ただしいままGW辺りまで、駆け足で過ごしてしまいがちになる時期ですが、ふと肩の荷をおろせる時や、深呼吸ができる時間を作って、意図的に心身を休ませるようにしてみましょう。
自分を不甲斐ない、頼りないと思う人ほど、人の倍の努力と周囲への気配りに自分のエネルギーを割いていたりするものです。
私にしかできない!と「楽しさ」「嬉しさ」といった喜びの感情がともに湧き上がっている場合を除いて、悲観的、絶望的な『私にしかできない。だから頑張る』という状況になっているのなら、必ず休息を取りましょう。
あなたには、あなただけの役割があり、もしできなくとも、代わりを担う人というは、必ず現れます。
限界まで頑張りすぎないように、たまには春の芽吹きを見つめて、心を落ち着けてみてくださいね。
繰り返してわかるこんなこと
- 自分が影響を受けやすい星…『縁のある星』がわかる!
- 自分で選んでいる、他者のせいである、と思っていたことが、実は宇宙の流れの一部であった可能性を感じられる
- どうにもならない事が、本当にあるのだと、森羅万象という大きなモノが感じられる