真面目で合ったり、周りを気遣い優しい人であればこそ、相手の表情や仕草、言葉にとても反応してしまうもの。
けれども多くの場合、その「気遣い」は、相手優先の思考に結びつき、あなたの気持ちまでもが、相手優先となっている方がいらっしゃいます。
心苦しく、そして問題を抱えやすいからこそ「占い」を頼りたくなる気持ちはわかりますが、できれば優しい言葉をかける占い師の言葉も、そのまま鵜呑みにしないでいただきたいのです。
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他者の評価をそのまま信じない
良くも悪くも、この世は「比較」によって様々なことを認識することができます。
対比はその状態、状況、性質を表すための言葉であるはずが、時にその言葉が、あなたの自尊心や自己愛を傷つけることがあるでしょう。
「占い」に関しても、この言葉は存分に当てはまります。
誰かの評価、感想。
ネットの性格診断や、占い。
どれもこれも、あなたではない「他者」が、ある一定の法則に則って紡いだ言葉です。
実際にどのような状態であるかは、刻一刻と変化をしていますから、とにかく「気持ち」に関しては、ご本人でもしっかりと観測できないものであるということを、覚えておいていただきたいのです。
だからといって、知ることは無駄ではありません。
特に「性質」は、そういう状態になりやすいとか、そういう考え方をしやすいだとか、あなたを現す時に認識しやすい部分を教えてくれます。
いつでもあなたの感覚と相談をしてください
傾向を知ったからと言って、全てそのとおりにはなりません。
有名な占いも、『予言』をしているわけではありませんから、あなた自身が、告げられた文章や言葉の中で、「しっくりくるものを選んで取り込んだ」ことを「本当のこと」だと信じているだけです。
ではこの“しっくり”という感覚はなんなのか?
それこそ、他者では理解できないあなただけのオリジナルの感覚であり、あなたがあなたであるヒントです。
私がお伝えしている「魂の性質」も、一定の法則と私の言葉の使い方で表現された一部分ですから、そこからあなたが“しっくりくる”ことを探し、感じたことこそが、「本当のこと」となるのです。
「占い」は、言葉にならない感覚の言語化を手助けするヒント
私は「ヘリオセントリック」という占術以外にも、「タロット」を使用しています。
これも「人の気持ち」の無意識の部分から、今、必要な事柄を読んでいるに過ぎません。
人間は多くの事を考えては、次次に無意識へと落としてしまう“つくり”をしていますから、誰でも認識できている考え、気持ちというものは、ごく僅かなのです。
そのこぼれ落ちた思考、気持ち、もっと奥深くで眠っている性質を掬い上げ、「気づくきっかけ」を作るのが、「占い」ではないかと思っています。
どうぞ言葉にならない悩み、今の自分だけでは解決しない違和感に出会った時は、“不思議な力”も使ってみてください。
神秘を通して見つめることは、「今」の自分には無い「視点」を手に入れ、分析する道具を手に入れたということ。
納得し、前に進むためには、自分で『気づき』、自分で『選ぶこと』が不可欠なのです。
きなこ
あなたの“きっかけ”作りの手伝いとなれるよう、私もお付き合いさせていただきます。