入学、就職、離職、転職、転居…
新年度は人の営みが大きく変化を迎える月ですね。
季節的にも桜やチューリップといった彩りが目に留まり、太陽のエネルギーが大地に浸透していることを感じさせてくれます。
しかしまだ、全国的には穏やかな暖かさというよりも、寒暖差を感じる難しい時期です。
気持ちの変化と季節の変化の変わり目。
体調を崩しやすいという危うさも潜んでいますので、無理はしないようお気をつけくださいませ。
「ふり返り星読み」
太陽中心の星占い「ヘリオセントリック」。
当サイトでは、一般的な「星占い」とは違い、地球から見上げる星の位置から探る方法ではなく、太陽から見た【地球のわたし】を紐解く占いとして提供しております。
・水星から冥王星までの9つの天体が、太陽を挟んで角度を成した状態を「星の会合」と呼び、その角度を成した星の組み合わせと角度の意味から、その日の雰囲気やテーマを読み解きます。
※物質的な具体的事項は、一般的なジオセントリック(地球を起点とした星占い)で読み解きます。(当HPでは主として取り扱ってはおりません)
※ヘリオセントリックでわかることについてはこちらをご覧ください
→ヘリオセントリックの星読みでわかる「あなたの魂の姿」とは?
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ヘリオセントリックで読む2023年3月の「星の会合」
さて。
緑芽吹き始めた3月の「星の会合」はというと、日数では7日。回数は8回。
公転周期の早い水星が多くの外惑星と角度を形成しています。
基本的なジオセントリック(地球視点の星占い)では、3月にはおよそ20年かけてひとつの星座を移動する「冥王星」が水瓶座入りするため、時代の流れがガラリと変わるという話があちこちでされていますね。
時代を象徴する「冥王星」は、準惑星ではありますが、占星術では大切な天体として扱われており、その星が革命の水瓶座へと移行することで、期待と不安を含む大きな変化が予想されています。
3月の「星の会合」でも、そんな「冥王星」が2回登場し、私達の魂といった奥底のエネルギーに向けて、「知性を働かせてること」「もっと情熱という理性以外のエネルギーを使って打ち出していくこと」を気づかせる日がありました。
・2日09:45頃 「水星✕冥王星」の結び
・6日12:00頃 「火星✕冥王星」の開き
「水星」は脳を使った知的活動全般に作用していますから、情報のアップデートや精査、コミュニケーションのとり方の変化を求められるかもしれません。
また、「火星」とは理性や感情とは別に、一人ひとりの奥底…魂からの情熱というエネルギーを使って、世の中に働きかける行動について作用します。
あなたが熱く語りたいことや、体を動かして表現したいこと、とにかくなにかしたい!働きかけたい!止まってはいられない!という情熱のスイッチが、いつもとは違う場面で発揮されるようになるかもしれません。
「冥王星」は、始まりと終わり、再生と終幕、生死といった大きなテーマを扱っていますから、出会いと別れの季節である3月には、特に大きな意味を感じさせることでしょう。
3月の「星の会合」一覧
※結び → 0度(コンジャクション)
※開き → 180度(オポジション)
- 1日 11:00頃 「水星✕火星」の開き
- 2日 09:45頃 「水星✕冥王星」の結び
- 6日 12:00頃 「火星✕冥王星」の開き
- 11日 15:40頃 「水星✕土星」の結び
- 17日 12:00頃 「水星✕海王星」結び
19:30頃 「水星✕地球」の開き - 22日 11:30頃 「水星✕木星」の結び
- 27日 11:45頃 「水星✕天王星」の結び
★満月→3月7日 21:40頃(月は乙女座)
★新月→3月22日 02:23頃(月は牡羊座)
2023年3月の気になる「星の会合」について
それではTwitterに投稿していた「星の会合」に対する「ふり返り星読み」について、読み返してみましょう。
3月1日「水星✕火星」の開き
3月2日「水星✕冥王星」の結び
きなこ
と思ったら、Twitterでは2回分しか呟けておりませんでした…
すみません…
ライスワークの繁忙期真っ只中でございましたので(当時は県市町を主たる取引先とする企業に在籍)、すっかり抜けておりました…。
残りの「星の会合」については、個別に記載しておきます。
3月11日「水星✕土星」の結び
「枠組み、構造、秩序、調和」を目的とする「土星」と、「水星」が一体となる結びの日。
会社員や組織といったものに所属している方であれば、仕事が捗ったり、系統だったものを学んでいる方であれば、理解度が高まったりといったことが起きていそうですね。
契約や約束事が交わされたり、果たされた、ということもあったかもしれません。
3月17日 「水星✕海王星」結び、「水星✕地球」の開き
1日の間に2回の「星の会合」がありました。
特に「水星」と関わりのある方にとっては、頭をフル回転させて対応することが多かったかも知れませんね。
「海王星」は、心身の癒やしを伴う幸福を目的をしている星。
奉仕や愛、スピリチュアルな事柄、宗教といった理性や理論だけでは対応できない目に見えぬ部分に対して、情報を手にしたり考察することがありそうです。
そして「水星✕地球」という内惑星同士の繋がりは、思考と肉体反応のズレを感じさせたかもしれません。
「地球」の体感は、あなた自身の肉体を通した経験や体験から、それが心地よいか?否か?という反応を呼び起こします。
けれども「水星」の知性は、たとえ未経験の知識であっても、それを取り入れたり精査、分別してしまいます。
これらは「実感の伴わないこと」…計画、予報や予測、思い込みというものに気がついたり、または一度体験しているのに、理解が及ばない状況に遭遇するのかもしれません。
どちらにしても、あなたにはまだこの地球でわからないこと、知らないことが多く存在し、そのエネルギーを感じるために、より頭脳と肉体を行使する必要があるということを、改めて考えさせられる日となっていたかもしれませんね。
3月22日「水星✕木星」の結び
シンプルに考えれば、コミュニケーションのとり方、人との付き合い方について光明がさした日かも知れませんね。
「木星」の人と繋がること、広げていくという目的に対して、有用な方法や情報が手に入ったり、あなたの理解や技術が高まりやすかった日であるでしょう。
もともと上手く行っていたことが、ひとつ上にレベルアップしたのかもしれません。
当たり前であるから気にしていなかったこと、悩む必要のなかったことについて「ふり返ってみる」と、発見がありそうですね。
3月27日「水星✕天王星」の結び
最後は「水星」と「天王星」の結びということで、「新しくチャレンジしたいことが見つかる」「画期的な方法や技術が見つかる」といった出来事がありそうな一日でしたね。
情報、知識、ネットワーク。
「水星」の知的活動に必要な象意は幅が広いですが、「天王星」もまた、今では当たり前に存在するITなどのテクノロジー分野を象徴しています。
一から開発や発見をしていなくとも、あなたの人生の中で「こんな便利なものがあったのか!」という役に立つ発見や出会いがあったかもしれません。
「春分の日」は占星術での新しい1年のはじまり
占星術では牡羊座を起点として1年が巡ります。
3月21日の「春分の日」は、その起点にあたり、多くの占星術師のみなさんが「どのような1年となるのか?」について解説・考察されている記事やツイートを目にしました。
当ブログサイトで扱っている「ヘリオセントリック」という太陽視点の星占いでは、地球という物質世界を中心としていないため、具体的な時代の様子を知ることはできないものの、漂うエネルギーの雰囲気やイメージを知る手がかりが掴めるのではないでしょうか?
ヘリオセントリックチャートで読む2023年の春分の日
それではさっそくヘリオセントリックチャート図を見てみましょう。
↑は春分の日の天体の配置です。
右に地球が位置し、その他の天体は左側に寄っていますね。
少し窮屈さを感じさせる様子ですが、地球そのものと強烈な角度を作る星はなく、むしろ調和(120°)と、客観性(150°)という距離をとっているのが見えます。
- 「地球」という肉体機能の星がつくる角度について
- 地球✕土星 150°「客観性」
→ 距離があるほど互いの様子がわかるため、冷静さを持って対処できる。 - 地球✕冥王星 120°「幸福を生む循環」
→ 調和的循環を持って幸福を生み出す。対等、平等、強要されるのではなく、それぞれができることをすることで、互いの幸福を生み出す。
「地球」は直接肉体を通して感じること、理解できること、また「自分と世界」という範囲を知らせてくれる機能ですから、『世の中との付き合い方について、体感を重視して判断する』とか、『強弱の激しい出来事(冥王星の破壊と再生、生と死などの概念)に対して、肉体を通して実際に経験できたことを自分や周囲の幸せに活かす』といった雰囲気が増えてくるかも知れません。
- 喜びや幸せを感じる「金星」の星の角度について
「金星」もまた同様に、「土星」「冥王星」と角度をとっています。
しかし同じく幸福な状態を広める目的の「海王星」とは、忍耐を伴う90°であることから、手放しで喜べる状態はまだやってこなさそうな雰囲気がしますね。
- 金星✕土星 120°「幸福を生む循環」
→ 決められた枠組み、構成のためにがんばることで、自分も周囲も幸せを感じながら過ごすことができる - 金星✕海王星 90°「柱」
→ 自分が味わう幸せ、喜びに対し、責任や問題が伴うが、強い信念や責任感を持って達成することができる - 金星✕冥王星 150°「客観性」
→ 起きてしまったこと、遭遇してしまったすべてに対して、冷静な視点を持ちながら幸福を享受することができる
喜びいっぱいで盛り上がるというよりは、じっくりとやることをこなし、整えていく苦労を経ての幸福…というイメージでしょうか。
まだ今年も気楽にはいられなさそうです…
- そして「水星」を通して得る2023年3月21日からの1年で必要となる知識について
そして情報や知識の象意である「水星」は、喜びや幸せという感情の象意である「金星」と、72°の「良縁」の角度を形成しています。
・人と関わること(教え教わる)ことで、私達はこの1年で必要とする情報を得る
ということかもしれません。
また、「水星✕土星」と「水星✕冥王星」もあります。
「冥王星」に関してはやや角度に誤差がありますので、新しく情報を得るということではなく過去から気づいていくこととなりそうです。
「水星✕土星」は45°の「筋交い(すじかい)」という、メインとなる柱と柱を間で支える部材です。
社会構造や、ルールを維持するために一人ひとりが尽力する必要があり、そのために必要な知識が得られるような流れがくるのかもしれませんね。
2023年3月からをどう過ごすのか?
事故、事件の話が日々飛び交い、未だ戦争や紛争が終わることのないこの世界。
人の諍いだけでなく、自然環境という私達生命体が生きる上で最も大切な問題にも向き合わなければならない現状ですが、そのために必要な秩序や構造について気に留めてゆく必要がありそうです。
そして「幸せなこと」「喜ばしいこと」ととしていた事柄についても、考えを改める必要が出てくるのかも知れません。
常に時代ごとに、人間の常識は移り変わっており、そこに付随する「豊かさ」についてもカタチはどんどん変化しています。
近代的なもの。
便利なもの。
高価なもの。
安くて良いというもの。
発展や発達、進歩の裏で衰退するものやないがしろにしていたものが、本当は大切であったり引き継いで育ててゆかねばならないものであったと、あとになって慌てている現代ですから、メディアや周囲の声に傾けて『右倣え』で生きてきた人にとっては、かなり不安を覚えることとなるでしょう。
今一度、あなたが生きていきたい人、生きていきたい環境や、使い続けたいものなど、何を残し何を手放すか見直してみると良さそうです。
その上で、どうやってそれを残し(選び)、どうやってそれとともに歩むのか?について、少しでも気を配ってみてはいかがでしょうか?
もしもあなたの魂がそこに働きかけることを望んでいるならば、必要な知識や人が向こうからやってきます。
また、間接的に関わることで、あなたが目指すものやあなたが今生で味わうべきものに出会えるかも知れません。
まだまだ、大きな転換や変動は起きにくいように見えますが、着々と星は進み、私達の地球もその影響を受けていますから、自分を、周囲を大切にするマインドを養っていきたいですね。
きなこ
悲観的になるのではなく、今、あなたの目の前に見えるもの、触れられるものをしっかりと認めて感じてあげてください。
世界は誰か一人が大きく動かしているものではなく、小さなひとりひとりの想いや行動の蓄積で変化します。
まずはあなたの手の届く範囲から、居心地のよい世界をつくっていきましょうね。
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